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あがり症は生まれつきだから仕方が無い!人前に立つと頭が真っ白になって話せない!などと諦めていませんか?元アナウンサーのプロが1日3分であがり症が治る方法極意をお伝えします。

 

カテゴリー:コミュニケーション4つの心構え

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あがらない心構えとは



あがり
やすいという方は、
たいていコミュニケーションに

不安を抱えている方が多いです。

心理学的な見地から、あがりやすい方に対する
具体的なアドバイスをしてみたいと思います。

=======【あがらない心構え】=======

【1】適度な緊張はプラスであることを知る

「人前で話をするとき、頭が真っ白になって
 何を話しているのか分からなくなってしまう」

これはストレスが強すぎるために
起こる現象です。

とは言うものの、適度な緊張というのは
上手なスピーチには欠かせません。

緊張感が全くない人は、うっかりミスをしたり
なれなれしくなりすぎて、むしろ相手に悪印象を
与えてしまったりということが多いからです。

ストレス学説では、適度なストレスのことを
ユーストレス」と呼んで、パフォーマンスを
上げるのに不可欠とされています。

しかし過度のストレスは
ディスストレス」と呼ばれ、
「頭の中が真っ白」になってしまうような、
極端なストレスのことをいいます。

人が能力を十分に発揮し、
パフォーマンスを上げるためには、
「適度なストレス」が必要不可欠なのです。

少々の緊張はプラスになるのです。
私たちの能力というものは
適度なストレスによって伸びていくものです。

例えばスポーツの試合でも、
弱い相手との対戦では、勝敗はともかく
内容に十分満足がいくということは少ないようです。

どうせ勝てる相手だから、と
緊張感に欠けた試合なら当然ですね。

しかし、自分と同等か、
それ以上に強い相手と戦う場合、


適度なストレスが引き金となって

勝つために自分の能力を総動員することになります。

それが良い結果を生むと言うことです。



あがりやすい人緊張する場面において、

「ああ、また緊張してきた…
 また頭が真っ白になって恥をかいて…」

などというマイナス思考に陥りやすいですが、
そんなときは、一つ大きく腹式呼吸をして
リラックスした状態を思い出します。

そして、

「今感じている緊張感は良い緊張感だ、
 必要な緊張なんだ」

と言い聞かせるようにすれば良いのです。


【2】下手に飾らない

あがりやすい人には早口や方言を気にして
緊張しすぎる方がいます。

よく早口の方が
「ゆっくりわかりやすく話したい」といいます。

しかし意識的に「ゆっくり」話そうとすると、
とても不自然で間延びした感じになります。

また、方言を気にする方も多いのですが、
普段使い慣れていない標準語を話そうと意識すると
緊張が増し、大きな失敗につながることがよくあります。

それに、方言から受けるイメージは
「素朴」「純情」「誠実」などの
好感・好意に近いものが多いのです。

見ず知らずの人と話していて
話し方から同郷だとわかり
話がはずむ
などということもよくある話です。

方言はプラスになることさえありますから、
気にする必要は全くないと思います。



そもそも、どんな場合でも、

相手は話しかたそのものにケチをつけたり、
アラを探そうとして聴いてはいません。
話の内容を聴いているのです。

もし「話が早くて聞き取りづらい」という
指摘を受けたら、

申し訳ありません。それではすこしゆっくりと
 話すように致します。

と軽く流して、また話し始めればいいのです。


【3】完璧さを求めない

話し方に関してだけのことではありませんが、
完全主義ではなかなか思うような成果はあがりません。

「とにかくミスがないように」
 ということに
神経の全てを使って、

「どうすれば皆たのしんでくれるかな?」
「こういう点はウケたな」
「ここは若干ミスったな」


といった、建設的な質問や
冷静な反省が
できないからです。

あがり症を克服するには、
失敗しないようにと努力することより、

うまくいった点を大事にすることが、

自信につながり、一番の近道になります。

それに、どんなに話しに慣れている人でも、
毎月何回も講演をされているスピーチのプロでも
「完璧」ということはまずあり得ません。

…そもそも何をもって「完璧」とするのでしょう?

言いたいことがうまく説明できたら?
笑ってくれたら?
感動してくれたら?

そんなの決まっていませんよね。

完璧なコミュニケーション・完璧なスピーチの
基準は何処にも存在していません。

つまり、考えるだけ無駄です

アナウンサーでもない限り、大抵の人は
滅多に人前で話す機会のないのですから、
失敗があるのが当たり前というつもりでいいのです。

それに、どこといってミスのないスピーチでも、
永く人の心に残るようなスピーチになるとは限りません。

逆に、あちこち失敗だらけのスピーチでも、
ある一節にほとんどの聴衆が感銘し、何年も後に、

「あの時のあの人の話はすごくよかった」

と覚えていてもらえることもあります。

私が中学生のときの担任の先生は
口べたな人でしたが、転任なさるときのスピーチで
沢田研二の歌を熱唱して会場を沸かせました。

人の心を打つことと、形式張ったやり方とは
関係ないと思っています。


【4】悪感情を持たれるのは当たり前

統計学には正規分布という
概念があります。


正規分布とは何なのかと言うと、

出現の多い中心があった時に、

それから外れるにしたがって、

だんだん出現が減っていく分布を意味します。

例を挙げると、

テストで学年100人の平均が
60点ぐらいだったとしたら、

 100点  1人
~90点 4人
~80点 10人
~70点 15人
~60点 20人
~50点 20人
~40点 15人
~30点 10人
~20点 4人
~  0点    1人

だいたいこんな風になることが多く、
100点が50人、ゼロ点が50人という風に
分布しないのです

世の中にある社会現象や
自然現象はこのように、


中心に出現するものが多いときに

周りがだんだん減っていくパターンが多いのです。

コミュニケーションについても
同じことが言えます。

大勢の前でスピーチしたり、
誰かと会話する場合、大抵は、

「まあ普通かな」「ちょっと気になるな」
「結構良いね」という人々が多数、

「全然ダメだコイツ」「大好きだ!凄い!」
と言う人々が少数、統計的に出現するものなのです。

ですから誰かに対しアクションを起こした場合、
必ず、悪感情を持たれる可能性があると言うことです。

あがりやすい人は他人から敵意を持たれている
という不安を持っている方が多いです。

他者とコミュニケーションを取る限り、
相手から向けられる敵意とは
無縁ではいられません。

しかし統計的には絶対に、
必ず自分のことを好きになってくれる人もいるのです。

どんな人でも誰かしらからは
好かれるのです。


特にあがりやすい人は繊細な精神を

持っている人ばかりです。


人の痛みがわかる人と言い換える

こともできるでしょう。

そういった方がどんな形であれ
誰かと接したとき、
好意を持ってくれる人がゼロ、

応援してくれる人がゼロ

なんてことがあり得るでしょうか?

そんなことは絶対ありません。

どんな人でも好かれるし、
どんな人でも嫌われる。


人と接すると言うことは、
そういうことなのです。


…いかがでしょう。

心構えとして重要なことを
あげてみましたが、


これだけでは、具体的な
コミュニケーションの場で

役には立ちません…。



またまた、少し長くなりました…
又、次回にでも・・・






 

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