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あがり症は生まれつきだから仕方が無い!人前に立つと頭が真っ白になって話せない!などと諦めていませんか?元アナウンサーのプロが1日3分であがり症が治る方法極意をお伝えします。

 

カテゴリー:あがり症の本質

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なぜ人は“あがる”のか?~あがることは恥ずかしいことではない~

 

人は生きている間に、
様々な変化を経験します。

諸行無常と言いますが、
気候の変化もそうですし、


成長、老いや病気など、
生きているうちは、
ひとときも
同じ状態でいられることはできません。


こういった環境の変化に
対応するための仕組みが
人体には備わっており、
その機能を総括している神経を
“自律神経”と言います。


そして、人が生きていく上で
感じる様々な感情も
“自律神経”
コントロールしています。



更に自律神経には心臓を動かしたり
汗をかくなど
体の調整機能としての働きもあり、

また、自分で意識しなくても
自動的に働くと言う性質があります。



自律神経は活動する神経といわれる『交感神経』と、

休む神経といわれる『副交感神経』の二つに分類され、

必要に応じて自動的に
切りかわって働くようになっています。



しかしあがりやすい人は過度の緊張状態に対し、
交感神経が活発になりすぎて

交感神経と副交感神経のバランスが
おかしくなってしまっているのです。


これが、“あがる”という現象の
本質なのです。



人は緊張すると、発汗したり赤面したりします。

あがりやすい、あるいはあがり症だという人は、
過度のストレスに際し自律神経のバランスが
乱れやすいといえます。


ということは、自律神経のバランスを

ほどよく保つことで、あがった際の生理現象や
不安感を抑制できるということです。


どうやって自律神経の働きを整えるか?

ということについては
後ほど詳しくご説明します。



さて、自律神経に関する問題は

比較的簡単に取り除くことができるのですが、
あがりやすさには心理的要因も関係しています。

心理学的な観点から、
いくつか挙げてみます。


======【あがりの心理的要因】=======

【1】対人恐怖

対人恐怖は自分の心の中の、
おびえる心、恐れる心が表面に
出てくるせいで起こります。

そのおびえる心、恐れる心は、
 幼い頃の生活環境にあるとされます。

   

例えば厳しい両親、家族等に育てられると、
その子の心に陰をおとすことが多いのです。


厳しさの中に理があり、
正しさがあればともかく、


厳しさが父や母の弱さやコンプレックスの

感情からくるものであった場合、
子どもの心に傷跡を残すことになります。


私は心理学を通して自分の心と向き合う過程で、

自分自身の様々なトラウマに触れる経験をしました。


そのなかで気づいたのは、幼い頃
「いいからガマンしてやりなさい!」

   
などと、やりたくもない習い事を

させられたことが自分にとって、
 
他人への不信を生むきっかけになっていた
と言うことです。


信頼すべき肉親から受ける抑圧は、
生きること、
ひいては社会への
不信・不安につながっていきます。


 
【2】繊細な精神

別の観点から見ると、あがりやすいというのは
心の感度の問題でもあると言えます。

心の感性が高い人は、自分の欠点や弱さを
敏感にとらえることができる人です。

そして自分の弱さをよく知るからこそ、
 人に悟られるのを恐れます。


こういった人は潜在的に、

周りの人間を「敵」として
捉える傾向にあります。


コミュニケーションというのは、

人と人との関わりの中で
自分を表現していくことですが、

自分をさらけ出すというのは繊細な人にとって
「敵に弱みを握られる」ことに等しいので、

積極的に他人とコミュニケーションを

取ろうとしなくなりがちです。


また、自分の弱点を知っているが故に、

自分のマイナスの面ばかり気になってしまいます。


こういう人が、深く傷つく言葉を

投げかけられたりした場合、

深刻な
人間不信や対人不安
陥ってしまう
可能性が高いのです。

======================

…いかがでしょうか?


おそらくあなたにも、自分にあてはまると思う点が

あったのではないでしょうか。


ご自身のあがりやすさ

深刻に捉えているでしょうし、

何よりあがりやすい自分が

嫌でたまらないと思います。


しかし、これまで説明してきたように、

“あがる”というのは生理的要因と
心理的要因によって作り出されるものです。


生理的な要因を無理にコントロールすることは

不可能ですし、心理的要因については

過去に起こったことに
起因していますので、
今更どうにもなりません。


ただ、私が確実に言えることは、
『あがりやすいのは、あなたの責任ではない』

とうことです。



加えて、前にも述べたとおり、

あがり症であることは、
   あなたの人間性や存在価値を
   損ねるものでは全くない!』

のです。


様々な出来事の上に、
我々の人生は成り立っています。


時には自分ではコントロールできない
予想できない、
あとで気づきさえしない要因で、
我々の心はねじれ、傷つくこともあります。


しかし、あがり症だという人は、

そういった自分ではどうしようもない出来事を、
自分の所為にしてしまう傾向にあります。


…私は自分の引っ込み思案な
 性格が嫌いでした。



しかし後になって、両親から受けた

抑圧の所為だったと気づき、
自分を責める気持ちは無くなりました。


あがりやすい性格
についても、

それはご自身ではどうにもできない
要因によって
築かれたものです。

自分を責めたり、
嫌いになる必要はありません。



さて、長々と心理的要因について
お話してきました。

というのも、原因を自分の中に求め続け、
自分を責め続けることは、

これから自分を変えようとするときに

大きなブレーキになってしまうからです。


ここからがスタートです。


そしてあとは、あがり症を克服するために、

適切な努力を積み重ねるだけです。


4つのパートに分けて、

あがりを克服する方法をお伝えします。

まずは、自律神経を整える方法
呼吸法を中心としたリラックス法について説明します。


このエクササイズは、あがり克服の第一歩としては

もちろん、動悸・便秘・肩こりなどの
様々な体の不調に対し効果が出る場合があります。
 








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